微量要素と作物の収量  2021/2/10

微量要素は、植物の体内で複雑な化学合成の触媒としてはたらいており、収量と品質に多大な影響を与えております

土壌中のアルミニウムが過剰の場合リン酸、鉄、カルシウム、マグネシウム、マンガンなどの吸収を強く抑制する。

(この作用を軽減するために椎内硬質珪藻土の活用が植物の根の伸長と生育に最も一番必要なことです。)植物は根から根圏微生物の力を借り光合成を繰り返し根に養分を戻し

根に生育させ光合成する養分を葉に送り光合成を繰り返す。すなわち植物は、土中の養水分と光合成により体内で化学合成を盛んにしているが化学合成するために微量要素が必須なのです。

小麦では、銅・マンガンは光合成と細胞壁の育成と耐病性強化には、絶対に大事な養分になります。十勝農業試験場の黒凹土壌において葉面散布で補給しただけで17%もの増収になり、しかも品質が良い

ビートではホウ素が必須の条件になってくる。

豆類では、亜鉛が大事な微量祖養分になってきます。又ホウ素が多すぎると障害が出る場合もある。

ケベックの樽で説明されており何かの養分が不足すると低い養分に左右され収量が上がらなくなるのです。

植物の体内で何が起きているのか 光合成において微量要素は植物によって違いはありますが、光合成による化学反応において重要な働きをしているのです。

一例をあげると、小麦などの育成中幼保形成期から節間伸長期にかけて銅が極端に少ないとリグニンの育成が悪くなり茎・葉などに病気が侵入しやすくなると

細胞抵抗性誘導回路に異常をきたし病気の侵入を容易にしてしまったり実が腐りやすくなる。

十勝農試では、黒ボク土壌で硫酸銅10a/100リットル20グラム、1000リットル/200グラム 5000リットル/1キログラム 施用である。

カルシウム剤との混用で相乗効果がある。穂が白くなり明らかに細胞壁の育成が正常にできなく、穂は白く空になってしまいます。

すなわち光合成でデンプンを育成できなかったり開花にも影響を及ぼします。数年に一度の土壌検査でチェックし葉面散布で補う必要がある。

又マンガンは、葉面散布より土壌混和が理想です。移動するのに師管移動が出来なく根から吸収し導管移動する為です。

小麦 10a/100リットル/100グラム施用です。1000リットル/1キログラム、 5000リットル/5キログラム

毎年の使用は過剰になるので連作の場合葉面散布程度でも雨で土壌に流れ土壌から吸収される。

微量要素は、化学合成においてなくてはならない大事な養分になります。又土壌に入っていても植物が利用できない事が往々にしてあるのです。

水分不足、30度以上の高温、以上湿害など、又養分間の桔抗作用の影響を受けてしまいます。そのため葉面施肥が必要となります。


15表の素晴らしい小麦ですが養分欠乏が少し発生しまだ収穫増が出来る。





ビートは、PHの維持とカルシウム・ホウ素が重要。 特にビートで微量要素資材 シーマロックスが注目されています。

糖度が0.7~1程度上がると言われています。

防除水のクラスターが細くなることで農薬の倍率低い方でも効果が出る。

 シーマロックス成分  10リットル1缶 28000円 1000倍 10a/1410円 定期散布
 マンガン  0.25%
 ホウ素  01%
 第一鉄  0.12%
 銅  0.01%
 硫酸亜鉛  0.11%
 モリブデン  0.06%


 NSバイオ(ビール酵母細胞壁)  10リットル1缶20000円  細胞刺激誘導と植物抵抗性誘導の付加 3回~5回散布 加熱蒸気処理で農業の効率アップ 浸透性良
 ビタミンB1  10mg
 ビタミンB2  2.9mg
 ビタミンB6  2.4mg
 ナイアシン  45mg
 カルシウム  210mg
 マグネシウム  250mg
 亜鉛  6.1mg
 マンガン  0.3mg
 ホウ素  0.4mg
 二化鉄  5.4mg
 葉酸  1300μg
 植物繊維  28g


 リーフアップM+  4kg 30000円 2000倍使用 総合微量要素
 水溶性マンガン  2%
 水溶性ホウ素  10%
 水溶性苦土  10%
 鉄  0.22%
 銅  0.21%
 亜鉛  0.21%
 モリブデン  0.1%