小麦の養分吸収の多収


小麦は、根から硝酸耐窒素として吸収し炭化同化作用を行い各部に養分を送る。

又根から色々な成分が吸収され根を通過した段階で各アミノ酸に転換され各所に送られ、葉 茎、花芽に作用し受粉後デンプンとして実に蓄えられる。

実に蓄えられる時が小麦として一番、光合成が盛んになる。気温が高いと呼吸に養分が使われ発熱スピードは早くなり収量が下がる。

降伏した場合に養分は、立ち上がるエネルギーに使用され発熱遅れ収量も落ちる場合があるが 倒状が遅い場合品質が下がるが収量は多い場合がある。

小麦は、ケイ酸植物であり好んでケイ酸を吸収し根を増やし茎葉を固くします。 生育初期は、化学肥料の塩基を吸着濃度障害軽減し吸着した肥料は小麦の根に

少しずつ供給され根が数倍発達する 初期の小麦生育が良好になる要因になっている。 小麦が吸収されると根、茎、葉が固く太く厚く大きくなる生育を見せる。

吸収されたケイ酸は、根の浸透圧(薄い方から濃い方へ吸収される現象)を上げ養分吸収に役立ち、茎では吸われた養分が各所に運ばれる通路を大きく確保し

太く厚い茎を形成します。葉まで運ばれた養分は葉に集積した可給態ケイ酸粒子となって吸収した光を10数倍に分散し、葉の奥まで届けているので生育が

順調になりさらに根が充実し養分吸収を繰り返す。

この時 播種後40日頃に、ビール酵母細胞壁(NSバイオ1000倍液を散布すると)吸収された養分が細胞の奥まで浸透し細胞刺激誘導を受けてさらに活性化しますので

翌年の大きな穂が期待できます。



 ケイ酸無し         ケイ酸により発根   越冬前分げつの様子
墦種量は ギネス26俵で10a/7.2㎏



小麦は止葉の大きさで70~80%決まる 


NSバイオは原料がビール麦なので小麦もバランスの良い養分として吸収できるのです。冬枯れ防除と同時散布すると防除効果も上がります。

起性期から幼穂形成期の追肥でその後の生育の善し悪しが決まるので大変重要です。近年干ばつが続くと長いので 早めの追肥が無難です。

その後の穂の形成はどれだけ肥料の量を施用できたかで決まりますが 倒伏が問題です。ローラを数回かけたりすることで茎はかなり固くなります。

幼穂形成期までにNSバイオを1~2回必ず散布しましょう 茎が太くなる効果絶大です。春先のケイ酸の散布も効果が大きいです。

伸長前にリン酸の散布も効果が大きいです。又カルシウムが少ないと早くの倒伏につながり根際にカビが侵入している小麦が多いです。

この場合カルシウムの追肥が効果的です。細胞壁はカルシウムが主成分で その隙間をケイ酸が埋めています。

ケイ酸カルシウムは植物にとって大事な成分なのです。カルシウムは干ばつの場合葉面散布に切り替えます。

(ネオライムの1000倍液が効果的です 窒素のアミノ酸効果も期待できます。)



     左無し    右トリプルケイ         1000kgの穂の様子

追肥は、作物の上根に直接吸収させる堆肥法ですので、雨を逃さないように追肥しましょう。この時の小麦の理想のECは躍1.1です

浸透圧を上げるのに薄く回数を散布するのが効果的ですが、雨前は濃度障害になりにくいので追肥するチャンスです。

止葉が垂れない葉の厚さと硬さを維持するためにリン酸の葉面散布は必須です。尿素との混合もいいです。

出穂から開花にかけてが大事な追肥管理の大事な時期です・窒素方では花粉の留まりが悪くなります。

特に曇天が続く場合には リン酸、苦土、カルシウム(リン酸カルマグ液)は欠かせません。

又、開花前に花粉の質を上げ粒数確保する為にNSバイオ1000倍2回、500~750倍1回を葉面散布に混入散布。クロ、アカカビ予防時に薄く混入すると、

止葉の葉色が維持でき確実に千粒重が乗ります。

可給態ケイ酸の施肥された小麦は、粒がそろいあめ色で品質の極めて良い小麦が生産でき細麦はほとんどありません。

これはケイ酸微粒子の光合成の効果が良い事の裏付けです。干ばつが続いた場合(さび病)の発生が多く見られますが肥料を施肥していても水分不足で

吸収できない為の栄養失調が原因です。すぐ葉面散布に切り替え尿素+苦土を施肥して下さい。苦土は登熱の時葉面から補給され不足になる為です。

今 世界中がコロナウイルスの危険にさらされています人が免疫力を付ける事が求められています。免疫力を付けるためにケイ酸は欠かせない食品栄養素になっています。

選ばれる農産物作りにノース100を活用してください。よろしくお願いします。